【父母会各位様】
初年度は連敗続きではありましたが、今回ようやく初のシード権獲得を達成することができました。
会長杯を終えて最も印象に残っている場面は対小ヶ倉戦の第4クォーター残り4分間です。
一進一退の攻防が続く中、試合中に明らかに成長していく子供たち。
「もっと時間が欲しい!もっともっとこの瞬間を味わっていたい!」
そんな風に感じたのは初めての経験でした。
強い相手と試合をする事で何かが変わり始めている…
そんな夢の様な4分間でした。
会長杯直前まで全中に挑んでいた小ヶ倉中、十分な練習はできずにいながらも第一シードである事は子供たちにとって目に見えないプレッシャーもあったはずです。
今回は僅かな差で三川中がゲームを取りましたが、スキル面、精神面、そして環境、地域での取り組み。
あらゆる面で「小ヶ倉」というチーム組織が目標であり、ミニを含めバスケットボールというひとつのスポーツ競技に真剣に向き合う伝統校へのリスペクトの心は今後も一切変わりありません。
先輩がいない三川は環境面も組織面も含め、会長杯を終えた今後が最も難しい時期に入るでしょう。
子供達もこの点は十分承知しております。
とは言え、バスケットボールという競技は上のレベルのプレーがいきなりできちゃうような甘い競技でもありません。
まずは上手に足が運べるようになったり、上手に跳べるようになったり、ジャンプシュートが届くようになったり。
遠回りに見えるかもしれませんが、今後もしばらくは「ドリルの目的」を考え、自分の体を上手に動かしていく意識面と肉体面の連動に繋がるような練習が主体です。
なが〜い目で今後も一緒に見守っていきましょう!
今回はミニの指導者の方々も含めたくさんの方からご連絡を頂きました。※日頃疎遠の方が大半です。(笑)
この場をお借りして御礼申し上げます。
また、準決勝・決勝当日は、三原っ子2期制のhonoka、risa、3期生であり当日は同じくベスト4に進出した西浦上中のkonomi、ayaka、そして5期生以降の現役三原っ子(現在三原ブラックイーグルス)の子供たち、更に三原OBの父母会の方々、そして三川中女子バスケ部大応援団がギャラリーから大きな声で応援をしてくれていました。
小ヶ倉戦では会場中が何と言うか孤独なアウェー状態でしたが、この日はギャラリーの応援が凄く、選手たちは大きな勇気をもらってプレイに集中することができたのだと思います。
※バスケットボールの試合とは「選手」「審判(オフィシャル)」「コーチ」そして「ギャラリー」の4者でつくり上げるものである。
バスケットボールの基本中の基本である概念を再確認した一日でもありました。
応援にかけつけてくれた皆様、本当にありがとうございました。
H.C.TSUCHIYA