今日はT・Oの中でも非常に重要な役目であるスコアラーの作業内容について解説します。
まずスコアラーの作業内容については、大きくまとめると以下の6点の作業内容があります。
スコアシートの記入
タイムアウトの申告
選手交代の申告
5ファイルの申告
各クォーター4回目のファウルの申告
得点板とスコアシートの得点の誤差の確認
以上6点がスコアラーが行う最も大切な仕事です。
スコアラーの最も重要な仕事がスコアシートの記入です。
スコアシートは決められた記入方式に沿ってアシスタントスコアラーと協力しながらスコアラーがその都度スコアシートに記入していきます。
審判からファウルなどの合図があった場合は、
個人のファウル数の確認
チームのファウル数の確認
をただちに行い、審判に申告が必要な場合は申告をすぐに行います。
一人では、確認できない事も多いので、アシスタントスコアラーと協力しながら行っていくのが大切なポイントです。
また、審判のレポートを見落とした場合や、わかりにくかった場合は、後回しにせずその場で確認することも大切です。
その為には、審判のレポートを確認後OKサイン(親指をたてる)を出す癖をつけておくとグッドです。
尚、スコアシートの詳しい記入方法に関しては、別項を参照下さいね。
⇒スコアシートの記入方法について
各ベンチのコーチからタイムアウトの申告があった場合は、タイムアウトの申告がある旨を審判に「ブザー」で伝えます。
タイムアウトは、基本的にゲームの中断時にとります。
ここで言うゲームの中断時とは
ファウルの申告があった時
ヴァイオレーションの申告があった時
ヘルド・ボールの申告があった時
の事を指します。
また、タイムアウトを申告したチームの「相手チーム」のショットが入った場合もタイムアウトをとることができます。
この場合も、ブザーでタイムアウトの申告がある旨を審判に明確に伝えます。
特にシュートが決まった後のブザーのタイミングが遅れるとゲームが進行してしまうので、タイミングを逃さないように注意しましょう。
尚、ブザーを鳴らしたらその場に立ち上がりタイムアウトを申告した側のベンチに向けて手を伸ばします。
ミニバスケットボールではクォーター間のメンバーチェンジは基本的にありません。
これらは、出来る限りコートに出ている選手達の力でクォーター間を戦いぬく精神力をつける事がミニバス精神の根底にある為です。
但し、疲労感も強くなる第4クォーターに関しては
タイムアウト
の申請があった際は、タイムアウトの際にメンバーチェンジを行うことが可能です。
メンバーチェンジの際はスコアシートに
スターターの斜線とは逆の斜線
を記してメンバーチェンジによる途中からの入場である事を明らかにします。
ミニバスケットボールでは成人のバスケットボールのルール同様、個人のファールは5回までとなります。
個人で5回目のファールとなったプレイヤーは退場となります。
スコアラーはスコアシートをチェックし、アシスタントスコアラーに5回目のファールである事を伝えます。
アシスタントスコアラーは、5回目のファウルである表示を行います。
尚、ファールの表示ボードは1〜4までが白地に黒。
5のみ白地に赤と定められております。